Elliptic Curves in Cryptography の VII.23の等式から、VII.24の漸化式を導く計算
証明すべき等式は以下です。
ここからVII.24が得られます。
使う材料は以下です。
(式A)
最初の等式の両辺のwの0乗からd乗までの多項式を計算し、係数を等しいと置くことがこれからやることです。
計算の途中での項が出てきますが寄与しないので捨てます。
まず、
が成り立ちます。
は任意の添字付き係数です。
次に、
が成り立ちます。
は任意の添字付き係数です。
2つを組み合わせると、
(式B)
が成り立ちます。ここでの項は省略しました。
(式A)の左辺を計算していきます。
式(B)を使うと、
iの和を反転させると、
以上です。