37と10は違いに素なので、は整数解(x, y)を持ちます。
この解を求める方法を拡張されたユークリッドの互除法と呼ぶようです。
具体的には、の形でaをbで割った余りをaに置き換える操作を余りが0になるまで繰り返します。
とおきます。
とおきます。
とおきます。
側の係数が1になったらこの繰り返しは終了します。
なぜなら、解の一つがと簡単に分かるからです。
これを逆に辿っていってが求まります。
計算の過程をみて分かる通り、2x2行列の計算を繰り返していることが分かります。
- 作者:安福 悠
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2016/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)