Pebble Coding

ソフトウェアエンジニアによるIT技術、数学の備忘録

クラウドマイニング HashFlare で SHA256 (BTC) にいくらか突っ込んでみた(2018年2月)

クラウドマイニングやってみたいなーという簡単な気持ちで、HashFlare のSHA256 (BTC) に少額を突っ込んでみました。
HashFlareはスコットランドの会社らしいです。

メリット、デメリット

マイニング機材の購入維持、マシンの騒音を気にする必要がないというのが、
自前マイニングに対するメリットです。
逆にマイニング会社の倒産、盗難などがデメリットになります。

購入

買ったのはコレ、SHA256 つまり、ビットコイン(BTC)のマイニングです。

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クレジットカードで日本円、又はBTCで購入することもできます。
期限は1年間で一括払いです。
購入予約をして、支払いするとそれが完了するようになっています。
支払いしないと、数時間でキャンセル扱いになるようです。

2 TH/s 分を購入してみました。
お値段は 10 GH/s で$2.2なので、
2000GH/10GH*$2.2 = $440です。

BTCで購入したので、0.0411 BTC を送金しました。
これで1年間、BTC採掘された分からメンテナンス手数料を引いた分が毎日溜まっていきます。
1年間で0.0411を上回ってくれないと赤字です。

メンテ手数料は0.0035$ / 10 GHs / 24h
となっているので、2TH/sの場合は、
0.0035$ * 2000GH / 10GH = $0.7
一日あたり、およそ70円です。

初日の結果

初日の結果です。
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0.00020281 BTC (1BTC=$9,945として約$2.0)がその日に採掘された量、
メンテ手数料がBTC建で、0.00007182 BTC 引かれ、
一日の利益が 0.00013099 BTC
仮にこの採掘量が一年間続いた場合、0.00013099BTC * 365 = 0.0468 BTC となり、
回収率は0.0468/0.0411 = 113.8% となります。
なんというか微妙な結果になりそうです。
赤字でないだけましですが。

ちなみにこの画面右端の利益予測はメンテ手数料が含まれていませんのでご注意下さい。

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ちょっと不親切やなあと思います。

マイニング時は、仮想通貨取引とは異なり、毎日、利確している状態となるので、
毎日のBTC価格で利益を計算する必要があります。
HashFlareにはマイニングデータをダウンロードする機能はなさそうなので、確定申告時に備えて、
一ヶ月に1回程度は自前帳簿を更新しておかないと、その頃になってヒーヒーいうことになりそうです。

購入は経費に含めることができる

最初の購入費用(私の場合0.0411BTC)は、確定申告時は、経費に含めることができるようです。

再投資機能

HashFlareには入手したBTCをさらにハッシュレート購入に充てる機能があり、
回収速度を上げることができるようですが、帳簿付けがさらに面倒になるので、 面倒なことが嫌いな私はやりません。

SHA256以外のマイニング

SHA256(BTC)以外に、SCRYPT(LTC)、ETHASH(ETHEREUM)、EQUIHASH(ZCASH)、X11(DASH)のマイニングもできるようですが、
どのくらいの回収率かは不明です。

まとめ

私にとっては帳簿付けがメンドくさすぎるので、これは向いてないなあと思いました。

クラウドマイニングに高額をつぎ込むのはリスクが高い投資です。
失っても問題ない余剰資金でやりましょう。