OSXのAudioUnitを自作する場合は、Appleの以下のサンプルソースを参考に作るのが、もっとも早道です。 TremoroUnitというトレモロ効果を与えるサンプルです。
ビルドしてできたTremoro.componentをどこにインストールすればいいかについては、ここに説明があります。 Audio Unit Development Fundamentals
開発中はココでもいいみたいです。
~/Library/Audio/Plug-Ins/Components/
通常のThirdPartyのAudioUnitの置き場所はココのようです。
/Library/Audio/Plug-Ins/Components/
またDAWなどのホストアプリはAPIを使って任意のパスのAudioUnitを登録し利用できるようです。
サンプルプロジェクトのビルドとインストール
- StarterAudioUnitExampleフォルダの下のTremoloUnit.xcodeprojを開きます。
TremoroUnitのターゲットを選び、New Copy Files Phaseを追加し、
Destination: Absolute Path
Path: ~/Library/Audio/Plug-Ins/Components/
Name: Tremoro.component
と設定して、ビルド毎にインストールされるようにしてしまいましょう。
AudioUnitのVersion
このAudioUnitのサンプルはVersion2と呼ばれるものでOSXのみで対応しています。 サンプルはC++で書かれています。
iOS9、OSX10.11からVersion3というAudioUnitが追加されます。 AVFoundationにAVAudioUnitというクラスが追加され、少ないコードで作成ができるようになっているようです。 詳細はWWDC2015のセッションビデオSession508
Audio Unit Extensions - WWDC 2015 - Videos - Apple Developer
を見るとよいでしょう。